キッズフリマ出店口コミ|準備のポイントや売れるものを紹介

行こう

売るのも買うのも子どもだけ。
本物のお金のやり取りを通して、売る・買うを体験する「キッズフリマ」をご存知でしょうか。
子どものモノとお金を大切に扱う心をはぐくむ実践的な体験ができると注目されているイベントです。

わが子が参加したのは「NPO法人キッズフリマ」が主催したキッズフリマ。
『お金の扱い方』『リユース意識』『コミュニケーション能力』を学ぶ事ができる、実践型教育の手法を提案する団体で、金融庁・文科省・環境省が事業を後援しています。

以前に2023年5月に買う側として娘たちも参加しました。
その時からずっと小学校1年生の長女が「今度はお店を出したい!!」と熱望。
今回は2023年11月11日に富士急ハイランドで開催されたキッズフリマに小学校6年生のいとこちゃんと出店しました。次女は今回も買う側として参加しました。

事前準備から子どもに主体的に考えてもらうことで「先を見通す」勉強になったなぁと実感したので事前準備や用意してよかったもの、当日の様子をお伝えします。

出店参加の方法

出店予約はキッズフリマアプリにて行うためアプリのダウンロードが必要です。
予約の際にはアプリでの会員登録が必要なるので事前に登録しましょう。
アプリ上から参加したい会場の抽選に応募。後日メールにて結果が届きました。
結果メールに、出店の注意点と駐車場の案内が添付されているので確認します。

出店できるのは小学校3~6年生ですが、対象年齢の子と一緒であれば小学3年生未満の子も同じブースで出店に参加できます。

どんなものを売るの?当日に人気のあった商品

買い物に来るお客さんの年齢層は3歳くらいから小学校6年生くらいまでの子どもたち。

男の子は

  • マリオ関連のグッズ
  • ポケモンカード
  • メザスタのタグ

女の子は

  • 可愛い雑貨
  • 大きめのぬいぐるみ
  • アクセサリー

が大人気でした。

前日までの準備のポイント

①出品する物を集めてメンテナンス

家中のおもちゃを集めて子どもと一緒に「いる?いらない?」を確認しました。
除菌ペーパーで拭けるものは拭き取ったり、ぬいぐるみは埃をとったりしてメンテナンス。

これまで何度もおもちゃの断捨離に挑戦したものの「全部まだ使う」といって決められなかった娘。
出店したいという気持ちから、本当に必要なのか見極めて、使っていないものは手放す決断ができました。

家中のおもちゃを集めて、いる/いらないを選別!

またメンテナンス作業をするなかで「このぬいぐるみ、遊園地で買ったよね」などと振り返る姿が見られました。

「長女ちゃんが要らなくなったおもちゃ。捨ててしまったらただのゴミになってしまうけど、誰かが遊んでくれたらいいね。また役に立って嬉しいよね。」と話をして、とてもいい時間となりました。

②売り買いに専念できるように事前準備をする

メールで送られてきた出店の案内を印刷して、一緒に読みながら必要なものを子どもに考えてもらいました。

看板が必要!それからものを並べる机と、おつりの入れ物と、値段のシールと~

キッズフリマに買い物する側として参加したときのことを思い出しながら、なかなかよく考えているなぁと感心。

準備にお金がかかりすぎては本末転倒。

できるだけ出費を抑える工夫ができるといいよね~

とアドバイスすると自分からアウトドア用の折りたたみテーブルや、カゴを引っ張り出してきました。
代用できるものを自分で考え用意する姿に成長を感じました。

当日はお客さんの相手をしながら収支計算表を記入したり、値段を途中変更したりと大忙し。
キッズフリマの目的である「お金の扱い方」や「コミュニケーション」を学ぶ体験に集中するために持って行ったよかったものを紹介します。

  • おつり入れ(硬貨ごとに仕分けておけるもの):おかねを出し入れしやすい。
  • 値札用のシール(剥がせるもの):途中で値段変更がしやすい。
  • 看板用のカラーボードとメニュー立て:看板を置く場所が変えたり、手持ちできたりして使いやすい。
  • クリップボード:収支計算シートやアンケートを書きすかった。
  • 押し入れ用ラック:ディスプレイに使用。横幅が伸縮するタイプなのでブースの広さを無駄なく使用できる。
  • アウトドア用の折り畳みミニテーブル:お店のバックヤードのように使用。飲み物やお金を置いたり、書き物用のテーブルにしたりしていた。
  • カゴ:値段ごとにコーナーを作る。
  • 売り上げを入れる用の箱:フタつきの空き缶を使用し、管理しやすく。

そのほかに、以下のものを用意しました。

  • おつり用の小銭:500円玉 2枚、100円玉 15枚、50円玉 10枚、10円玉 30枚を用意。 
  • 飲み物
  • レジャーシート
  • 文房具:鉛筆、ペン(値札や看板を途中で書き換えるため)、養生テープ、はさみ
  • 買ったものを入れる袋
  • お金受け渡し用のトレー

③やりとりしやすい値段を付ける

キッズフリマのルールに販売価格の上限は500円と定められています。
実際には10円〜100円の価格帯がよく売れていた印象です。
やりとりのしやすさも考慮してキリのよい10円、50円、100円、200円の4つの価格に設定しました。

④見やすいディスプレイを考える

娘にフリーマーケットの画像をいくつか見せて、どんな売り場にしたいかを確認しました。
10円、50円、100円に設定した細々した商品は箱にひとまとめにしました。
娘のアイディアで小さな子どもがわかるように硬貨のイラストを印刷して、貼り付けました。

〇〇円コーナーを作っておくと、当日途中で値段を変更する際に箱を引っ越すだけなので、とてもスムーズでよかったです。

ぬいぐるみ
娘の判断で売れそうだと思うものを平置きし、それ以外はカゴにまとめました。

10円コーナー
ファミレスでもらうおまけのおもちゃやガチャガチャでゲットしたキーホルダー、100円ショップで買ったおもちゃなど

50円コーナー
クレーンゲームで獲ったマスコット、ポーチなど

100円コーナー
小さめのぬいぐるみや雑貨など

おままごと関係
ケースにドーナツ屋さん、アイス屋さんなど分類してセット売り

パズル
収納していたA3ケースごと出品、ピース欠けがないか確認しました。

最後に看板を作成。
発泡スチロールの板に「いらっしゃいませ」「安いよ」など自由に書いていました!

当日の流れ

午前と午後の2部制で、出店時間はどちらも1時間です。
出店開始の1時間30分前から受付が開始。
参加料を支払い、店長専用エプロンと出店許可証、収支計算表を受け取り、いざ出店ブースへ。
レクチャー開始時間までは、保護者も出店準備を手伝うことができます。
搬入と売り場作りを、子どもの意見を聞きながら手伝います。

開始20分前にスタッフの方のレクチャーが始まり保護者はエアー柵の外側から見守ります。

お金のこと、お店やさんとしてのふるまいについてなどのレクチャー、収支計算表の書き方など説明を受け、いよいよオープンです!

保護者はエアーで膨らませた柵の外側から見守ります。
どうしてもアドバイスしたくなりウズウズしますが、我慢我慢!(笑)

エアー柵には“お子様の自主性にまかせ、あたたかく見守ってあげてください”と書いてありました

はじめは緊張気味でなかなか声を出せずにいましたが、スタッフの方が数名、会場エリア内にいてくれ、子どもたちのやり取りを補助したり、落とし物の対応等をしてくれるので安心です。

「袋に入れますか?」「ありがとうございました!」などと徐々に声を出して接客ができるようになってきて、楽しむ姿が見られました。

店長さんたちも途中で買い物することもできます。途中でいとこちゃんにお店を任せ、買い物に出かける姿がありましたが、お店のことが気になるようで鉛筆とキーホルダーを買ってすぐに戻ってきました。

フリマ開始から30分を過ぎた頃には、タイムセールの看板を掲げるお店がちらほら。

娘たちのお店も看板の裏に、手書きでタイムセールの情報を書き、お店の1番手前に飾っていました。
残り15分頃には半額、残り5分前には全部10円という投げ売り価格(笑

漢字にふりがなをつけているところに感心しました

閉店後、収支計算表をもって振り返りを行い、全体で写真撮影をして終了。
片付けを一緒に行い、出店許可証に感想を書き、保護者もアンケートを記入して提出。
記念品をいただきお疲れ様でした!

余談ですが、富士急ハイランドにて行われたキッズフリマに参加しましたが、キッズフリマ会場としてとても適した環境でした。

  • フリマ会場に近い専用駐車場(おそらく従業員駐車場)を無料で利用できる。
  • 会場が室内(フードコートの一角)で天候や気温の心配が要らない
  • 出店者特典として特別チケット(乗り物3回券)が購入できる
  • 保護者の見守りスペースに数は少ないがテーブルや椅子があるエリアがある

専用駐車場は午前・午後通して利用ができるので、早めにきて園内で食事をしたり、出店終了後に園内で遊んだりすることが可能。1日通して楽しむことができるのでおすすめします!

まとめ ~こどもの成長にキッズフリマがおすすめ~

出店を終え、「またやりたい!楽しかった!」「小さい子がお人形を買ってくれた!」と長女。
自分の大切にしていたものを誰かが必要としてくれたことが嬉しいようでした。
親としても初めて売れた時のキラキラした顔が見られて、とても来た甲斐があったと思いました!

準備や当日の出店のちょっとしたコツを事前に知っておくことで、より主体的で実践的な体験ができ、子どもの成長に繋がります。
また事前の準備と当日の1時間で「先を見通して行動する」ということを体験しながら学ぶことができるので、1年生の長女にとってはとても良い機会になりました。

雰囲気や出店の流れ(後半はタイムセール合戦など)を把握するために、まずは買い物する側として参加してみるのもよいと思います。

我が家もまた参加したいと思っています!

ご興味のある方はぜひお子さんと参加してみてくださいね!

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